2018年3月2日金曜日

愛知県世界史教育研究会のご案内

愛知県世界史教育研究会の磯谷正行先生より、下記のとおり研究会のご案内を賜りましたので、お知らせいたします。
会員の方による実践報告にくわえ、最新のイラン情勢を含めたイラン現代史に関するご講演と、教育工学(情報学)の分野から歴史教育の再構築をめざす革新的な研究が紹介されるとのことです。


第56回 愛知県世界史教育研究会のご案内

1 日 時 平成30年3月31日(土) 13:00~17:30

2 場 所 愛知大学名古屋校舎(笹島キャンパス)  講義棟L706教室
           名古屋駅より徒歩10分http://www.aichi-u.ac.jp/profile/campus-nagoya.html

3 内 容 
(1) 会員の発表 13:00~14:10
 ・「中国吉林省東北師範大学での一年間の留学体験から」愛知大学 坂野果穂
 ・「時習館高校におけるグローバル教育の実践」時習館高校 青木良輔・須藤絢美
 ・「地域における多文化共生社会を理解する教員・保育士養成の実践
     -教育学部ゼミでのフィールドワークを通じて-」愛知東邦大学 白井克尚
 
(2) 研究紹介    14:10~15:20
 「ニュースと関連した歴史を検索できるシステムの開発
  -真正な社会参画を促す世界史の授業に向けて-」  
 東京大学  特任講師 池尻良平
 *参考HP:「池尻良平のオープン・ラボ」 http://www.ikejiri-lab.net/
                                           
(3) 講演 15:30~17:30
 「イランとイラン人が織りなす20世紀のイランの地(イラン  ザミーン)」
 イラン・イスラーム自由大学教授 東京外国語大学名誉教授 八尾師 誠
 *著書:『イラン近代の原像―英雄サッタール・ハーンの革命(中東イスラムの世界)』など

4 その他
(1) 今回も講師旅費等で、参加費1,000円を申し受けますのでご協力ください。
(2) 懇親会を17:50から「世界の山ちゃん笹島店」にて行います。懇親会費4,000円
(3) 八尾師誠先生の近著(翻訳)『イランの歴史-イラン・イスラーム共和国歴史教科書』(明石書店、4800円税別)を特別価格3,000円で頒布します。イラン人はどのように世界の歴史を見ているか分かる本邦初の歴史書といえます。ぜひご購入ください。
(4) 参加申し込みなどは、下記事務局までお願いします。
   事務局:岡崎高校 教頭 磯谷正行 
   「欠席」、「研究会のみ参加」、「懇親会も参加」、「イランの歴史教科書購入希望」と分かるよう連絡ください。
   メール:maisogai@m2.catvmics.ne.jp ←@は半角にしてください

2018年2月22日木曜日

(3/18)京都高社研部会総会:歴史用語の「精選」と歴史教育の未来

京都高等学校社会科研究会事務局の川島啓一先生より、下記の通り、ご案内を賜りましたので、お知らせします。
中高・大学・予備校などの教員および学生・院生の方を対象としています。
これから長く教壇に立つ、若い先生方もぜひご参加ください。


2017年度 京都高等学校社会科研究会部会総会のご案内 

テーマ: 歴史用語の「精選」と歴史教育の未来

(1)日時:3月18日(日) 10:00~17:00

(2)会場:同志社高校しらさぎ会館(地図参照)
        〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89  TEL 075-781-7121

(3)内容
  ①シンポジウム:「歴史用語の『精選』」と歴史教育の未来
  中村 翼 先生(京都教育大学)「歴史用語精選、何が問題か?」
  矢部 正明 先生(関西大学中等部高等部)「世界史の用語精選案(第一次案)について」
  宮崎 亮太 先生(関西大学中等部高等部)「日本史の用語精選案(第一次案)について」

  ②実践報告第一部
  川崎 一輝 先生(同志社高校)「三度目の「日本史」で何を学ぶのか、何を学んだのか~1年目のアクティブラーニング型日本史Bの授業について~」
  後藤 誠司 先生(京都市立京都工学院高校)「市高2校での主権者教育~@日吉ヶ丘2016、@京都工学院2017」
  大川 沙織 先生(京都府立西城陽高校)「地形図に親しもう 学校生活を地形図で見る」

  ③実践報告第二部
  三上 真葵先生(立命館宇治高校)「教科通信を活用した世界史の授業」
  佐藤 靖子 先生(同志社国際高校)「現地に立って学ぶー高3選択科目地域研究京田辺の取り組みー」

  ④合同部会:センター試験分析
  世界史:毛戸祐司 先生(田辺高校) 日本史:川西寿弥 先生(嵯峨野高校)
  地理  :徳安浩明 先生(洛星高校) 公民 :高田敏尚 先生(京教大附高)

<参加のお申し込み>
・京都高等学校社会科研究会事務局(川島啓一先生)kawasima@js.dosisha.ac.jp までメールにて3月17日(土)までにご返事下さい。(@は半角にしてください)
・対象:会員ならびに中高・大学・予備校などの教員および学生・院生の方
・連絡先:京都高等学校社会科研究会事務局 川島啓一先生
                  〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89 同志社高校気付 
     TEL:075-781-7121
     FAX:075-781-7124    
     E-mail: kawasima@js.dosisha.ac.jp (@は半角にしてください)

<連絡>                          
・授業プリント・資料教材・研究発表レジュメなどありましたら交流にご持参下さい。レポート参加も大歓迎です。
・現在、研究会案内のメール配信も行っております。受け取りを希望する方は、その旨を事務局の上記メールアドレスへご送信ください。
・歴史部会「世界史読書会」は現在、『岩波講座 東アジア近現代通史 第6巻-アジア太平洋戦争と「大東亜共栄圏」 1935-1945年-』(岩波書店、2011年)を読み進めています。ご興味ご関心おありの先生方はどうぞご参加ください。事務局までご連絡ください。
・近現代史学習資料集作成委員会は、目下、出版を目指して活動中です。次回は、4月1日(日)です。ご興味ご関心おありの先生方はどうぞご参加ください。事務局までご連絡ください。

2018年2月17日土曜日

「歴史教育の未来を拓くⅢ-歴史教育改革の具体像」シンポジウム

日本大学文理学部では、この春も高大連携歴史教育研究会の共催を得て、シンポジウム「歴史教育の未来を拓くⅢ-歴史教育改革の具体像」を開催します。
高大研の用語精選案(第一次)が大きな話題になり、指導要領案も公開されている中で、新しい高校歴史教育のあり方を、具体的に議論する機会になればと思います。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

チラシや詳細については、日大文理のウェブページもご覧ください。


「歴史教育の未来を拓くⅢ-歴史教育改革の具体像」シンポジウムご案内

日時:2018年3月21日(水・祝)13:00~17:00

場所:日大文理学部図書館3階オーバルホール
   (東京都世田谷区桜上水3-25-40) 道順は下のリンクの通り↓
   https://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/

プログラム
・報告1「歴史用語」とその精選――必要性と実現性を再考する」
 桃木至朗(大阪大学)・中村翼(京都教育大学)

・報告2「歴史用語精選案にもとづく教科書記述と歴史的思考力」
 荒井雅子(立教新座中学・高校)・林裕文(福島県立川口高校)・小島孝太(愛知県立犬山高校)

・報告3「共通テストと「歴史総合」を前にした高校歴史教育の展望―「学力の3要素」を伸ばすために―」
 直井智宏(城北中学・高校)

・コメント1 野々山新(愛知県立日新西高校)

・コメント2 松重充浩(日本大学)

・総合討論

☆終了後、学内で懇親会を行います(会費3000円)
☆当日の参加も歓迎ですが、あらかじめ参加を予定されている方は、人数把握のため、rekishikyoiku20180321@outlook.jp まで、お名前・ご所属・懇親会参加有無をご一報頂ければ幸甚です。(@は半角にしてください)

・主催:日本大学文理学部人文科学研究所総合研究「近現代の諸地域における「伝統」と「革新」をめぐる諸相」(代表:古川隆久・日本大学文理学部教授)
・共催:日本大学史学会・高大連携歴史教育研究会

2017年11月16日木曜日

京都高社研・秋期講演会・フィールドワーク

このたび、京都高社研事務局の川島啓一先生より、秋季講演会&フィールドワークのご案内をお送りいただいたので、お知らせいたします。

(1)日時 11月25日(土)10:00~17:00

(2)日程 以下のとおり

 ○受付開始  9:45 
  会場:高槻現代劇場(市民文化会館)306号室、072-671-1061
(阪急高槻市駅から徒歩5分、JR高槻駅から徒歩12分)

○午前の部(10:00~11:50)
         講演 :「世界遺産と天皇陵古墳」
         講演者:山田邦和先生(同志社女子大学教授)

 ○昼食 要予約(周辺レストランにて)、1000円程度

 ○午後の部(13:30~17:00)雨天決行(行程約3km)
   摂津富田駅南口集合(13:30)→西国街道
   →今城塚古代歴史館および今城塚古墳公園
   →闘鶏野神社(つげのじんじゃ)および闘鶏山古墳
   →史跡新池ハニワ工場公園(史跡新池埴輪製作遺跡)
   →バス停からJR高槻駅へ 

参加には事前のお申し込みが必要となりますので、京都高社研事務局の川島先生までメール(川島先生宛:kawasima@js.doshisha.ac.jp ←@を半角にしてください)にて11月23日(木)までにご連絡下さい。

皆さまへのお願い


いよいよ高等学校の歴史教科書と大学入試の出題用語を精選する基準を明確にするアンケート調査が始まります。11月14日の朝日に「坂本龍馬などの有名な人名が教科書から消える?」といった刺激的な報道がされましたので、翌日にはTV朝日の朝の番組でも報道されるなど異例の反響を生んでいます。高大研の用語精選第一次案で約2000語に精選したのは、大学入試で出題される「基礎用語」で、他の用語を「発展用語」として掲載することを否定するものではありません。しかも、これは第一次案ですので、アンケート結果を踏まえて、最終案を作ろうとしています。このアンケートは、日本学術会議史学委員会高校歴史教育に関する分科会、日本歴史学協会歴史教育特別委員会と高大研運営委員会の三者が一緒に呼びかけるものです。また、用語精選基準の具体的なイメージを理解しやすくするため高大研独自の用語精選第一次案を同時に発表した次第です。この3者によるアンケートと高大研の用語精選第一次案へのご意見を2018年2月末までにお寄せください。

高大研のホームページに入り、「ご挨拶」欄から2017年11月12日付けの「高等学校教科書および大学入試における歴史系の用語精選の提案(第一次案)およびアンケート実施のお知らせ」を開いてください。アンケートへの回答は、郵送でも、メール(アンケート回答用のアドレスへ)、ウェブ上でも可能です。返信用の切手は自己負担でお願いします。大量にアンケートや用語精選第一次案を発送しますし、どなたが返信してくださるか分からないためです。また、メールでの回答も可能にしましたので、ご理解をお願いします。
高大研の第一次案へのご意見は、任意の書式で郵送またはメールでお送りください(お電話はご遠慮ください)。

ようやく歴史が「暗記科目」というイメージを一新し、「考える楽しみを味わえる科目」に転換するチャンスがやってきました。「生物」は2000語から500語に圧縮する大胆な用語精選を発表しています。「歴史」では11月10日に文科省にゆき、アンケート調査の開始と用語精選第一次案の説明をしてきましたが、どの位のアンケートが集まるか注目している模様でした。是非、周囲の多くの方々に働きかけて、回答数を増やせるようにご協力ください。

2020年からは「大学入学共通テスト」が実施されますが、「歴史」の場合、それは世界史B・日本史Bで実施されます。この共通テストでも思考力を問う問題の出題が予定されていますので、当面、この共通テストにおける出題用語の精選を申し入れてゆくことが大切と思います。また、2022年から実施が予定されている「歴史総合(2単位)」や「世界史探究(3単位)」、「日本史探究(3単位)」での適切な用語数を検討するためにも、当面、B科目の用語精選案を確定する必要があります。

2018年2月末までに3者のアンケートへの回答と高大研の用語精選(第一次案)へのご意見をお寄せください。高大研の用語精選WGではアンケート結果を参照して、用語精選の最終案を作成する予定です。

再度、強調します。「歴史」を「暗記科目」から「思考力育成型科目」に転換させる最大のチャンスです。ぜひ多くの方がアンケート調査にご協力くださるようにお願いします。

2017年11月11日土曜日

用語精選に関するアンケートの実施


この度、高大連携歴史教育研究会では、高等学校教科書および大学入試における歴史系用語精選の提案(第一次)を提案することとしました。それにつき、アンケート調査も実施しております。まずは,アンケートの前文をご覧になり,その上でのご協力をお願い申し上げます。

1.アンケート(前文) 
2.アンケート(本文) PDF版 ワード版 ウェブ版(専用ページ)
  *日本学術会議史学委員会高校歴史教育に関する分科会、日本歴史学協会歴史教育特別委員会との合同調査です。
3.歴史系用語精選の提案(第一次)
  *当会WGが独自に作成しています。アンケートの参考資料です。
  *3ー5ページに用語精選の目的・基準に関する記述があります。

アンケートは、以下の方法でご回答いただけます.

 ①,郵送 宛先は,612-8522京都市伏見区深草藤森町1 京都教育大学日本史学研究室気付 高大連携歴史教育研究会 まで.

 ②,上記リンクよりDLしたファイル(PDF・ワード)に加筆の上、添付ファイルで事務局のアンケート専用アドレス〈kodairekikyo@yahoo.co.jp ←@は半角に変更してください〉にメールで送信(アドレスは事務局の通常アドレスとは異なります。また受理のお知らせはしておりませんので、ご了承ください)

 ③,専用ウェブページのフォームからの送信(奨励)

くわしくは、下記の投稿「高等学校の歴史教科書用語と歴史系大学入試の出題用語に関する調査へのご協力のお願い」をご覧ください。

用語精選案(第一次)についてのご意見は、アンケートとは別に、メール〈kodairekikyo@gmail.com ←@は半角に変更してください〉にてお寄せください。
 (お電話は、極力ご遠慮ください)

高等学校の歴史教科書用語と歴史系大学入試の出題用語に関する調査へのご協力のお願い


現在、文部科学省では2022(平成34)年から使用する高等学校の教科書において小中高のすべての科目で「主体的で対話的な深い学び(アクティブラーニング)」の導入をめざしています。ところが、高等学校の歴史教育では、従来、教科書に収録した用語の暗記中心の教育が行われることが多かった上、教科書の収録用語が改定の度に増大し、古代から始めた授業が近現代まで到達せずに終わることが多くみられました。
その上、大学入試では、一部に思考力・表現力を問う記述式などの出題が増えてきたものの、多くの大学では依然として用語の暗記力を問う問題が出題され続けています。

このような現状の改善なしには、歴史的な思考力を育成する授業を大幅に増やすことは難しいと思われます。そこで、当会では、日本学術会議高校歴史教育分科会や日本歴史学協会歴史教育特別委員会とご一緒に、高等学校の歴史教科書と大学入試の歴史系の出題用語に関連した用語精選基準に関するアンケート調査を実施することにしました。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

また、当会では、独自に世界史Bと日本史B教科書に収録する用語の精選第1次案を作成しました。それは、過剰になっている用語精選の議論が具体的な形で進むきっかけになることを願ってのものです。今後、来年2月末までに上記のアンケート調査を行い、その結果に基づいて用語精選の最終案の作成に進みたいと考えております。それ故、この用語精選第一次案に対するご意見もお寄せくださるようにお願い申し上げます。

ご返事は、3者によるアンケート調査も、当会独自の用語精選第一次案に対するものもどちらも、下記にお送りくださるようにお願い申し上げます。

 郵送の場合は、
 〒612-8522 京都府京都市伏見区深草藤森町1
   京都教育大学教育学部日本史研究室気付 
   高大連携歴史教育研究会事務局

 また、高大連携歴史教育研究会のホームページでも、アンケートの回答を行うことができます(現在、更新作業中。近日、公開)。合わせて用語精選第一次案への意見欄も設けられておりますので、そちらにもご意見をお寄せください。